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高校数学の学び直し / 第17章 · 1つ目のレッスン

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円と直線が接するかどうかは、何と何を比べれば計算で判定できるのか

円と直線の方程式

座標平面では、図形を「点の集まり」として式にできます。円は「中心からの距離が一定の点の集まり」、直線との距離は「垂直に下ろした最短距離」。この2つを式で読めるようになると、接する・交わる・離れるも計算で判断できます。

触ってみる — 円の式は距離の式

赤い点をドラッグして中心を動かし、青い点を横に動かして半径を変えてください。中心が (a,b)(a,b)、半径が rr の円は、中心から距離 rr の点 (x,y)(x,y) 全体です。

(x−1.00)2+(y+1.00)2=4.00(x - 1.00)^2 + (y + 1.00)^2 = 4.00、中心 (1.00,−1.00)(1.00, -1.00)、半径 2.002.00

つまり、円の方程式は距離の式そのものです。

(x−a)2+(y−b)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2=r^2

式の中の a,ba,b は中心の座標、右辺の平方根が半径です。展開された式を見ても、平方完成すればこの形に戻せます。

触ってみる — 点と直線の距離

直線までの距離は、斜めに測るのではなく、直線に垂直な線分の長さです。点 PP を動かすと、青い垂線の長さが距離として計算されます。

点 P(2.20,1.40)P(2.20, 1.40) から直線 2x−y−1=02x-y-1=0 までの距離 d=∣2⋅2.20−(1.40)−1∣/5=0.89d = |2\cdot 2.20 - (1.40) - 1|/\sqrt{5} = 0.89

直線 Ax+By+C=0Ax+By+C=0 と点 (x0,y0)(x_0,y_0) の距離は

∣Ax0+By0+C∣A2+B2\frac{|Ax_0+By_0+C|}{\sqrt{A^2+B^2}}

です。円と直線が接するかどうかも、中心から直線までの距離と半径を比べれば分かります。

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

円 (x−2)2+(y+1)2=9(x-2)^2+(y+1)^2=9 の中心と半径はどれですか?

確認 2 / 3

点 (1,2)(1,2) と直線 3x+4y−6=03x+4y-6=0 の距離はいくつですか?

確認 3 / 3

円 (x−1)2+(y−2)2=4(x-1)^2+(y-2)^2=4 と直線 x=3x=3 の関係はどれですか?

チャレンジ問題 — 接する円を作る

赤い点で中心、青い点で半径を調整します。中心から直線までの距離と半径が一致すると、円と直線はちょうど接します。

目標: 中心 (1,0)(1,0)、半径 22 で直線 x=3x=3 に接する円を作る。現在 ∣3−a∣=2.80|3-a|=2.80、r=1.20r=1.20、差 1.601.60

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執筆: 榎本颯斗 / 監修: 中野竜之介

中野竜之介: 北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

数学レビュー協力: 野田一成・木村敏樹

最終更新: 2026-07-05

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