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正負の数 — 数直線で符号を掴む

「マイナス4引くマイナス7」のような式を、符号のルールを丸暗記して乗り切った経験がある人は多いはずです。 規則を覚えるだけでは、少し形が変わった問題で同じ間違いを繰り返します。 ここでは符号付きの数を、数直線上の位置移動として扱います。式の見た目ではなく、動きで捉え直します。

数直線 = 位置と向きを持つものさし

数直線の上では、どの数もただ1つの位置を持ちます。00 が基準(原点)で、右が正の向き、左が負の向きです。 ある数の絶対値とは、その位置が原点からどれだけ離れているか(向きを無視した距離)のことです。 たとえば 4-4 の絶対値は 4444 の絶対値も同じ 44。向きが違うだけで、原点からの距離は等しくなります。

触ってみる — コマを動かして足し算・引き算を見る

下の図のインディゴの点(コマ)をドラッグして、好きな位置に置いてください。 それが「開始位置」になります。次に「加える数」のスライダーを動かすと、コマから矢印が伸びます。

開始位置の座標

現在の開始位置は -2、加える数は 3、計算結果は 1 です。右へ 3 移動。

2+3=1-2 + 3 = 1 — 右へ 3 移動(インディゴの点がコマ、ドラッグで開始位置を変えられます)

矢印の向きに注目してください。正の数を加えると右へ、負の数を加えると左へ動きます。 「引き算」は、加える数を負にした場合と同じ移動になります。たとえば 25-2 - 52+(5)-2 + (-5) と同じで、 2-2 の位置から左へ 55 動くことです。 逆に、負の数を引く 3(5)3 - (-5) は、左向きの移動を打ち消して右へ 55 動くので、3+5=83 + 5 = 8 になります (「引く」と「負」の2つの向きが重なって右向きになる、と見ると迷いません)。

試してみよう

  • コマを 5-5 に置き、加える数を 88 にする → 結果は原点を越えて 33 になります
  • 加える数を負にする(たとえば 3-3)→ 矢印が左向きになり、引き算と同じ効果になります
  • 加える数を 00 にする → コマは動きません。位置がそのまま、その数自身です

理解チェック

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

4+7-4 + 7 を計算すると?

確認 2 / 3

5|-5|3|3| の大小関係として正しいものは?

確認 3 / 3

25-2 - 5 を計算すると?

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執筆: 榎本颯斗 / 監修: 中野竜之介

中野竜之介: 北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

数学レビュー協力: 北町晃洋・野田一成・木村敏樹

最終更新: 2026-07-05

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