テデトク

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定義・定理・公式まとめ

微分幾何コース

レッスンで手を動かして体感したことを、いつでも引ける形にした知識の地図です。 気になる項目があれば、リンク先のレッスンでもう一度図を動かして体感し直せます。

✏️ この範囲を計算で確かめる →

1平面曲線と曲率

速度ベクトルと速さ

無料

r(t)=(x(t),y(t))r'(t)=(x'(t),y'(t))v=r(t)=x2+y2v=|r'(t)|=\sqrt{x'^2+y'^2}

パラメータ tt を時刻だと思ったときの、瞬間の進む向きと速さ

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単位接ベクトル T

無料

T=r(t)vT=\dfrac{r'(t)}{v}

速度ベクトルの大きさを1にしたもの。その点での進行方向だけを表す矢印

成立条件: v=r(t)0v=|r'(t)|\neq0(速度ゼロの点=特異点では TT が定義できない)

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単位法線ベクトル N

無料

NNTT を反時計回りに 90°90° 回転したもの

進行方向と直角で、曲線が曲がっていく側を指す矢印

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弧長

無料

s=x2+y2dts=\displaystyle\int\sqrt{x'^2+y'^2}\,dt

曲線に沿って実際に進んだ距離。速さを時間で積分したもの

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曲率 κ

無料

κ=xyyx(x2+y2)3/2\kappa=\dfrac{|x'y''-y'x''|}{(x'^2+y'^2)^{3/2}}(符号付き: κ±=xyyxv3\kappa_{\pm}=\dfrac{x'y''-y'x''}{v^3})

その点での「曲がりの強さ」。大きいほど急に曲がる

アンカー値: 円(半径 aa)は κ=1/a\kappa=1/a で一定。放物線 y=x2y=x^2 の頂点は κ=2\kappa=2。楕円 (acost,bsint)(a\cos t,b\sin t) の長軸先端(t=0t=0)は κ=a/b2\kappa=a/b^2

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曲率半径と曲率円(接触円)

無料

R=1/κR=1/\kappa、中心 =r+RN=r+R\,N(曲がっていく側)

その点にもっとも近くぴったり沿う円。円なら曲率円は円自身に一致する

成立条件: κ0\kappa\neq0(変曲点では RR\to\infty となり曲率円が定義できない)

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2空間曲線とフレネ枠

フレネ枠 T,N,B

プレミアム

T=rrT=\dfrac{r'}{|r'|}B=r×rr×rB=\dfrac{r'\times r''}{|r'\times r''|}N=B×TN=B\times T

空間曲線の各点に取り付いた「進行方向・曲がる方向・ねじれの基準」の3本の直交軸

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曲率κ(空間曲線)

プレミアム

κ=r×rr3\kappa=\dfrac{|r'\times r''|}{|r'|^3}

接触平面の中でどれだけ急に曲がっているか

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捩率τ

プレミアム

τ=(r×r)rr×r2\tau=\dfrac{(r'\times r'')\cdot r'''}{|r'\times r''|^2}

曲線がその接触平面からどれだけ速くねじれて外れていくか

成立条件: κ0\kappa\neq0 が前提。平面曲線は常に τ=0\tau=0

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フレネ–セレの公式

プレミアム

dTds=κN,dNds=κT+τB,dBds=τN\dfrac{dT}{ds}=\kappa N,\quad \dfrac{dN}{ds}=-\kappa T+\tau B,\quad \dfrac{dB}{ds}=-\tau N

弧長 ss で見たとき、フレネ枠がどう回転していくかをまとめた基本方程式

アンカー値: 常螺旋 r(t)=(acost,asint,bt)r(t)=(a\cos t,a\sin t,bt)κ=a/(a2+b2)\kappa=a/(a^2+b^2)τ=b/(a2+b2)\tau=b/(a^2+b^2)(ともに一定)。a=b=1a=b=1κ=τ=1/2\kappa=\tau=1/2

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3曲面と第一基本形式

第一基本形式 E,F,G

プレミアム

E=xuxu,F=xuxv,G=xvxvE=x_u\cdot x_u,\quad F=x_u\cdot x_v,\quad G=x_v\cdot x_v

曲面の接ベクトル xu,xvx_u,x_v の内積から作る、曲面上の「物差し」の係数

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ds²(曲面上の弧長要素)

プレミアム

ds2=Edu2+2Fdudv+Gdv2ds^2=E\,du^2+2F\,du\,dv+G\,dv^2

(u,v)(u,v) をわずかに動かしたときに空間内で実際にどれだけ進むか

アンカー値: 平面は E=1,F=0,G=1E=1,F=0,G=1。半径Rの球(緯度u・経度v)は E=R2,F=0,G=R2cos2uE=R^2,F=0,G=R^2\cos^2u。半径Rの円柱(高さu・角度v)は E=1,F=0,G=R2E=1,F=0,G=R^2

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面積要素と曲面の面積

プレミアム

dA=EGF2dudvdA=\sqrt{EG-F^2}\,du\,dv

第一基本形式だけから曲面の面積を計算できる

成立条件: EGF2>0EG-F^2>0(接ベクトルが退化しない点)。アンカー値: 半径Rの球の全表面積は 4πR24\pi R^2

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4第二基本形式と主曲率

第二基本形式 L,M,N

プレミアム

n=xu×xvxu×xvn=\dfrac{x_u\times x_v}{|x_u\times x_v|}L=xuun, M=xuvn, N=xvvnL=x_{uu}\cdot n,\ M=x_{uv}\cdot n,\ N=x_{vv}\cdot n

曲面が単位法線方向にどれだけ曲がっているかを2階微分で測る

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法曲率とオイラーの公式

プレミアム

κn=Ldu2+2Mdudv+Ndv2Edu2+2Fdudv+Gdv2\kappa_n=\dfrac{L\,du^2+2M\,du\,dv+N\,dv^2}{E\,du^2+2F\,du\,dv+G\,dv^2}、主方向から測ると κn(θ)=κ1cos2θ+κ2sin2θ\kappa_n(\theta)=\kappa_1\cos^2\theta+\kappa_2\sin^2\theta

その方向にまっすぐ進んだときの曲がり具合。方向を一周させると κ1\kappa_1(最大)〜κ2\kappa_2(最小)の間を往復する

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主曲率(形状作用素の固有値)

プレミアム

(EGF2)κ2(EN+GL2FM)κ+(LNM2)=0(EG-F^2)\kappa^2-(EN+GL-2FM)\kappa+(LN-M^2)=0 の解が κ1,κ2\kappa_1,\kappa_2

第二基本形式を第一基本形式で測ったときの伸び縮み率(固有値)

アンカー値: 半径Rの球は κ1=κ2=1/R\kappa_1=\kappa_2=1/R。半径Rの円柱は κ1=1/R,κ2=0\kappa_1=1/R,\kappa_2=0。平面は 0,00,0。鞍 z=xyz=xy の原点は κ1=1,κ2=1\kappa_1=1,\kappa_2=-1(主方向は対角、F=0F=0 でも M0M\neq0 のため座標軸は主方向にならない)

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5ガウス曲率と平均曲率

ガウス曲率K・平均曲率H

プレミアム

K=κ1κ2=LNM2EGF2K=\kappa_1\kappa_2=\dfrac{LN-M^2}{EG-F^2}H=κ1+κ22H=\dfrac{\kappa_1+\kappa_2}{2}

KK=曲がり方の性質(正=お椀型/負=鞍型/0=まっすぐな方向を持つ)、HH=曲がりの平均

アンカー値: 球 K=1/R2K=1/R^2(>0)。円柱・平面 K=0K=0。鞍 z=xyz=xy の原点 K=1K=-1(<0)

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Theorema Egregium(驚異の定理)

プレミアム

KK は第一基本形式 E,F,GE,F,G だけで決まる内在量

曲面を(伸縮せず)曲げても KK は変わらない——曲げ方(外在的な形、HH を含む)は変わってよい

成立条件: 等長変形(伸縮しない曲げ)に限る。例: 平面を円柱へ曲げても E,F,GE,F,G は不変なので K0K\equiv0 のまま(球と平面はKが異なるため等長にならない=地図が必ず歪む理由)

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6測地線

測地線方程式

プレミアム

d2ukdt2+i,jΓijkduidtdujdt=0\dfrac{d^2u^k}{dt^2}+\sum_{i,j}\Gamma^k_{ij}\dfrac{du^i}{dt}\dfrac{du^j}{dt}=0

曲面の中だけで見て「まっすぐ」進む曲線(局所的な最短経路)が満たす方程式。Γ\GammaE,F,GE,F,G とその偏微分だけから決まる

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測地線の具体例

プレミアム

平面: 直線。球面: 大円。円柱: 螺旋・直線・円

E,F,GE,F,G が一定の曲面(平面・円柱)ではΓ≡0となり(u,v)空間でそのまま直線。球では対称性(赤道・子午線)から大円が導かれる

アンカー: 球面上の測地線は必ず大円(球の中心を通る平面での切り口)になる

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クリストッフェル記号(座標依存の例)

プレミアム

平面の極座標 (r,θ)(r,\theta): Γ122=1/r, Γ221=r\Gamma^2_{12}=1/r,\ \Gamma^1_{22}=-r(他は0)

曲面自体は曲がっていなくても、座標系(パラメータ)の取り方によってΓは0でなくなる

θ方向の式は d(r2θ)/dt=0d(r^2\theta')/dt=0(角運動量保存)と同値——直交座標に戻すと単なる等速直線運動

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