展開と因数分解 — 面積で展開する
展開とは、かけ算でまとまっている式を、たし算の形に開いて読むことです。 たとえば は「一辺が の正方形の面積」と見ると、何をしているのかがはっきりします。
正方形の一辺を と に分けると、中には 、、、 の4つの面積ができます。 だから全体の面積は です。
触ってみる — 正方形を面積に分ける
スライダーで と の長さを変えながら、一辺 の正方形を分けてください。 「分割する」を動かすと、外枠の面積 が、4つの小さな面積に分かれて見えます。
,
展開では、外枠から中の部品へ視点を移します。 式だけで覚えると が抜けやすいですが、図で見ると の長方形が2枚あるため、真ん中の項が になると分かります。
試してみよう
- 、 にすると、外枠は一辺 の正方形です。面積は になります
- 同じ図を分けて読むと、 です
- を大きくすると、右上の と2枚の が同時に大きくなります
理解チェック
式で確かめる
動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。
確認 1 / 3
を展開した式はどれですか?
確認 2 / 3
, のとき、 の面積はいくつですか?
確認 3 / 3
を展開した式はどれですか?
章末チャレンジ
下の図で 、 に合わせて、外枠から分けた面積の和を読み取ってください。 計算だけでなく、4つの面積がどこにあるかも確認します。
いま です。
執筆・監修: 中野竜之介(北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり)
最終更新: 2026-07-05