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平方根の計算 — 有理化と大小

平方根は、形を変えても同じ長さを表すことがあります。 たとえば 12\sqrt{12} は、12=4×312=4\times3 と見れば

12=4×3=23\sqrt{12}=\sqrt{4\times3}=2\sqrt{3}

と書けます。 根号の中に平方数があるとき、その平方数の平方根を外へ出せます。

有理化と大小を同じ数直線で見る

分母に平方根がある式は、分母と分子に同じ平方根をかけて形を変えます。 これを有理化といいます。 たとえば

15=15×55=55\frac{1}{\sqrt{5}} = \frac{1}{\sqrt{5}}\times\frac{\sqrt{5}}{\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{5}}{5}

です。 分母と分子に同じ数をかけているので、値は変わりません。

52.236\sqrt{5} \approx 2.23615=550.447\frac{1}{\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{5}}{5} \approx 0.447
22<5<322^2 < 5 < 3^2 なので 2<5<32 < \sqrt{5} < 3。また、分母と分子に同じ 5\sqrt{5} をかけると 15=55\frac{1}{\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{5}}{5} になり、長さは変わりません。

大小比較では、平方数ではさむのが基本です。 22=42^2=432=93^2=9 なので、4<5<94<5<9 から 2<5<32<\sqrt{5}<3 とわかります。 係数がついた平方根どうしを比べるときは、どちらも 00以上なら 22乗して比べられます。

計算の形を整える

48\sqrt{48} なら、48=16×348=16\times3 です。 したがって

48=16×3=43\sqrt{48}=\sqrt{16\times3}=4\sqrt{3}

です。 一方、13\frac{1}{\sqrt{3}}

13=33\frac{1}{\sqrt{3}}=\frac{\sqrt{3}}{3}

と有理化できます。 どちらも「値を変えずに、扱いやすい形へ直す」操作です。

理解チェック

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

48\sqrt{48} を簡単にするとどれですか?

確認 2 / 3

15\frac{1}{\sqrt{5}} を有理化するとどれですか?

確認 3 / 3

323\sqrt{2}252\sqrt{5} では、どちらが大きいですか?

章末チャレンジ

45\sqrt{45} を、根号の中に平方数が残らない形へ直してください。 数直線上で同じ位置に重なれば、値を変えずに形を整えられています。

目標 45\sqrt{45}現在 233.4642\sqrt{3} \approx 3.464
目標: 45\sqrt{45} と同じ位置に aba\sqrt{b} の点を重ねる。45=9×545 = 9 \times 5 なので、根号の外へ出せる数を探します。

執筆・監修: 中野竜之介北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

最終更新: 2026-07-05

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