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平方根 — 正方形の一辺として読む

面積が 99 の正方形なら、一辺は 33 です。 これは 32=93^2=9 だからです。 同じように、面積が 22 の正方形にも一辺の長さがあります。 その長さを 2\sqrt{2} と書きます。

A\sqrt{A} は「22乗すると AA になる、00以上の数」です。 記号を先に覚えるより、正方形の一辺として読むほうが自然です。

面積を動かす

下の図では、正方形の面積を変えられます。 面積が平方数なら一辺は整数になり、平方数でないときは小数で近づけて読みます。

面積 A=9A = 9一辺 9=3\sqrt{9} = 3
正方形の面積が AA のとき、一辺は A\sqrt{A} です。いまは面積 99、一辺は 9=3\sqrt{9} = 3 です。

面積が 1616 なら一辺は 44 です。 面積が 1717 なら、一辺は 44 より少し大きくなります。 42=164^2=1652=255^2=25 なので、17\sqrt{17}4455 の間にあります。

数直線に置く

平方根は長さなので、数直線上にも置けます。 たとえば 2\sqrt{2} は、横 11、縦 11 の直角三角形の斜辺として作れます。 その斜辺をコンパスのように数直線へ移すと、2\sqrt{2} の位置が決まります。

作図中: 21.414\sqrt{2} \approx 1.414直角三角形: (1)2+12=2(\sqrt{1})^2 + 1^2 = 2
底辺 1\sqrt{1}、高さ 11 の直角三角形を作ると、斜辺は 2\sqrt{2} です。その斜辺の長さを原点中心の円弧で数直線へ移しています。

3\sqrt{3} も同じ考え方で置けます。 底辺を 2\sqrt{2}、高さを 11 にすると、斜辺の長さは 3\sqrt{3} です。 平方根は「だいたいの小数」ではなく、作図できる正確な長さとして扱えます。

理解チェック

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

面積が 2525 の正方形の一辺は何ですか?

確認 2 / 3

7\sqrt{7} の位置として正しいものはどれですか?

確認 3 / 3

2\sqrt{2} を小数第33位までで答えるといくつですか?

章末チャレンジ

面積を調整して、指定された一辺の正方形を作ってください。 平方根は「面積から一辺を読む」ための記号だと確認できます。

目標: 面積を 1818 にして、一辺 184.243\sqrt{18} \approx 4.243 の正方形を作る。現在は面積 1212、一辺 123.464\sqrt{12} \approx 3.464です。

執筆・監修: 中野竜之介北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

最終更新: 2026-07-05

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