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空間図形 — 体積と表面積

立体の公式は、丸暗記だけで進むとすぐ混ざります。 見る場所を分けると整理しやすくなります。 体積は「底面積が高さ方向にどれだけ積み上がるか」、表面積は「外から見える面の面積を全部足すこと」です。

角柱や円柱は、同じ底面がまっすぐ積み上がるので、体積は底面積 ×\times 高さです。 角錐や円錐は、同じ底面・同じ高さの柱の 13\frac{1}{3} になります。 球は半径だけで大きさが決まり、体積は 43πr3\frac{4}{3}\pi r^3、表面積は 4πr24\pi r^2 です。

触ってみる — 寸法と数値が連動する

立体の種類を切り替え、半径・高さ・底面の一辺を動かしてください。 体積 VV と表面積 SS が同時に変わります。 同じ高さを大きくしても、柱では体積がそのまま増え、球では高さではなく半径だけが効く、という違いも見えます。

r=2r = 2, h=4h = 4
V=πr2hV = \pi r^2h, S=2πr2+2πrhS = 2\pi r^2 + 2\pi rh
体積 16π16\pi、表面積 24π24\pi
近似: V=50.27V = 50.27, S=75.4S = 75.4
寸法を変えると、体積 VV と表面積 SS が同時に変わります。錐の体積は、同じ底面・高さの柱の 13\frac{1}{3} です。

公式は、どの面を数えているかで読むと覚えやすくなります。 円柱の表面積 2πr2+2πrh2\pi r^2+2\pi rh は、上下の円が 22枚、側面を広げた長方形が「円周 2πr2\pi r × 高さ hh」という意味です。 角錐や円錐では、側面の三角形や扇形を足すために、斜めの長さも必要になります。

理解チェック

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

半径 22、高さ 55 の円柱の体積を kπk\pi と表すと、kk はいくつですか?

確認 2 / 3

底面が一辺 66 の正方形、高さ 44 の角錐の体積はいくつですか?

確認 3 / 3

半径 33 の球について、体積と表面積の組み合わせとして正しいものは?

章末チャレンジ

円柱の半径と高さを動かして、体積と表面積の両方を目標値に合わせてください。 体積だけ合っていても、表面積が違うならまだ別の円柱です。

いまの体積 4.5π4.5\piいまの表面積 10.5π10.5\pi
目標: 円柱の体積を 36π36\pi、表面積を 42π42\pi にする。緑の点線は目標の大きさです。

執筆・監修: 中野竜之介北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

最終更新: 2026-07-05

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