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文字式と一次方程式 — 文字で一般化する

文字式は、数を難しく隠すための記号ではありません。 まだ決まっていない数や、いくつもの場合に共通する計算を、短く正確に書くための道具です。 たとえば同じ値段のノートを何冊か買う場面では、冊数を毎回具体的な数で書くより、冊数を文字で表した方が見通しがよくなります。

ここでは文字を「動ける数」として見ます。 文字がどの値になっても同じ意味を保つ式変形だけが、信頼できる式変形です。

同じ種類のまとまりを数える

文字式でまず大切なのは、同じ種類の項だけをまとめることです。 たとえば 2x+3x2x + 3x は、xx のまとまりが 22 個と 33 個あるという意味なので、合わせて 5x5x になります。 一方で 2x+32x + 3 は、xx のまとまりとただの数が混ざっているので、5x5x にはできません。

触ってみる — 同類項をタイルで見る

下の図では、青いタイルが xx、オレンジの小さいタイルが 11 を表します。 文字の値を変えても、上の 2x+3x+42x + 3x + 4 と下の 5x+45x + 4 は同じ値になります。

青い長方形は xx、オレンジの小さい正方形は 11 を表します。

2x+3x+4=5x+42x + 3x + 4 = 5x + 4。いま x=2x = 2 なので、どちらも 1414 です。

同類項をまとめるとは、式の意味を変えずに、同じ種類のまとまりを数え直すことです。 文字の値をいくつにしても同じなら、その式変形はただの近道ではなく、いつでも使える道具になります。

試してみよう

理解チェック

式で確かめる

動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。

確認 1 / 3

2x+3x2x + 3x と同じ式はどれですか?

確認 2 / 3

x=4x = 4 のとき、3x+23x + 2 の値はいくつですか?

確認 3 / 3

4a+2ba4a + 2b - a を同類項でまとめると?

執筆・監修: 中野竜之介北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり

最終更新: 2026-07-05

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