二次方程式は、x2 を含む式を 0 にする x を探す問題です。
因数分解で解けるものもありますが、いつもきれいに因数分解できるとは限りません。
そこで使うのが平方完成です。式を (x+p)2+q の形に直すと、頂点の位置と解の個数が同時に見えるようになります。
まずは x2+bx+c=0 を動かし、平方完成した形とグラフを同時に見ます。
頂点の高さが 0 より下なら x軸と 2点で交わり、ちょうど 0 なら接し、上なら交わりません。
この境目を数で表したものが判別式 D です。
x2−2x−3=0x2−2x−3=(x−1)2−4D=16 D=16>0 なので x軸と 2点で交わります。解は x=−1,3 です。 平方完成で頂点の高さ (c−4b2) が見えると、x軸と交わるかどうかをグラフから読めます。
式で確かめる
動かして掴んだ感覚を、式と言葉で確かめます。間違えても、ヒントと解説で戻れます。
確認 1 / 3
x2+6x+5=0 を平方完成して解くと、解の組はどれですか?
確認 2 / 3
x2−4x+7=0 の判別式 D の符号と、実数解の個数はどれですか?
確認 3 / 3
2x2−5x+2=0 を解の公式で解くと、解の組はどれですか?
操作チャレンジ
平方完成で「接する」形を作ります。
図の目標に合わせて係数を動かし、判別式が境目の値になることを確かめてください。
現在は x2+0x+2=0、D=−8 です。 目標: 緑の x2−4x+4=0 に重ね、頂点を (2,0) に置いて x=2 で接する形にする。 執筆: 榎本颯斗 / 監修: 中野竜之介
中野竜之介: 北海道大学大学院 数学専攻 博士課程・専門: 特殊関数論と代数幾何の交わり
数学レビュー協力: 北町晃洋・野田一成・木村敏樹
最終更新: 2026-07-05
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