定義・定理・公式まとめ
微積分(大学)コース
レッスンで手を動かして体感したことを、いつでも引ける形にした知識の地図です。 気になる項目があれば、リンク先のレッスンでもう一度図を動かして体感し直せます。
第1章極限の厳密化 — ε-δ論法
ε-δ論法の定義
無料「攻めのε」に対して、それを見てから選べる「守りのδ」が必ず見つかれば収束
量化子の順序が心臓部。εが先で、δはεを見てから選んでよい。順序が逆になると別の主張になる
→ このレッスンで体感する0 < |x-a| の意味
無料( 自身は見ない)
極限は へ近づく途中の挙動だけで決まり、 そのものでの値は使わない
効くのは が極限値と違う場合( で 、 でも )。 が存在しない穴あき関数は の範囲( の定義域)から自動的に除外される
→ このレッスンで体感する収束しないことの証明(量化子の反転)
無料攻守を交代し、あるεに対してどんなδを出されても反例が見つかることを示す
と が元の定義からすべて入れ替わっている。否定を機械的に作る練習の題材
→ このレッスンで体感する第2章テイラー展開 — 多項式で近似する
第3章級数
条件収束と絶対収束の違い
プレミアム条件収束級数(交代調和級数など)は項の順序を変えると和が変わる
同じ項を並べ替えるだけで、狙った目標値へ和を誘導できる(リーマンの再配列定理)
絶対収束する級数(例: )ではこの現象は決して起きない
→ このレッスンで体感する第4章多変数関数と偏微分
方向微分
プレミアム勾配を 方向へ落とした「影」の長さ
は単位ベクトルが前提。 がその点で全微分可能でなければ、方向微分がこの内積の形にならない反例がある。 で最大(勾配方向)、 で (等高線方向)
→ このレッスンで体感する第5章多変数の最適化
ヘッセ行列による判定
プレミアムの固有値がすべて正→極小、すべて負→極大、正負混在→鞍点
1変数の「 なら下に凸」を、固有値という言葉で多変数に広げたもの
固有値に が混じると判定不能( の原点がその例。最後は関数そのものを直接見る必要がある)
→ このレッスンで体感する勾配降下法の更新式と収束条件
プレミアムいまいる場所の下り方向へ、歩幅ηだけ進むことを繰り返す
ηが大きすぎるとテイラー1次近似(接平面近似)が壊れて発散する。地形の曲率がηの上限を決める
→ このレッスンで体感するラグランジュ乗数法
プレミアム制約 の下で
目的関数の等高線と制約曲線が接する瞬間、両者の勾配(法線)が平行になる
(制約が正則な点)であることが前提。 の点は別途調べる必要がある。 は制約を1単位ゆるめたときの最適値の改善量(経済学でいうシャドープライス)
→ このレッスンで体感する第6章重積分
累次積分とフビニの定理
プレミアム内側の変数で積分している間、外側の変数はただの定数(偏微分と同じ割り切り)
積分順序を交換できるのはフビニの定理による。被積分関数がまとも(可積分)であることが前提
→ このレッスンで体感する第7章ベクトル解析入門
グリーンの定理
プレミアム縁(境界)を一周歩くだけで、中身(内部の重積分)がすべて分かる
成立条件: が 上で 、境界 が区分的に滑らかな閉曲線。境界は反時計回りが正の向きで、時計回りに歩くと左辺の符号が反転する
→ このレッスンで体感するcurl=0と保存場の判定
プレミアムどんな閉路でも (保存場)
湧き出し場のcurlは0。だから前レッスンでポテンシャル が存在した
この同値は が で、かつ領域が単連結(穴がない)であることが前提。原点に特異点を持つ渦のような場では破れる
→ このレッスンで体感する