接線と変化率を触る
車の「平均時速」は距離÷時間で出ます。ではその瞬間の速度計の針は 何を指しているのか——「瞬間の変化率」を捕まえる道具が微分です。 数IIの範囲(多項式だけ)でも、微分の心臓部はぜんぶ体験できます。
触ってみる — 割線が接線になる瞬間
青い点をドラッグして、赤い点にじわじわ近づけてください。
2点を通る直線(割線)の傾きは平均変化率:
青い点を赤い点に近づけると、割線は1本の直線——接線に落ち着きます。 この行き先の傾きが微分係数 。「平均をどんどん短い区間で取った極限」です。
計算はあっけない
多項式の微分は1行のルールで済みます:
なら 。 計算は簡単。大事なのは、出てきた が 「各地点での接線の傾き一覧表」だという読み方です。
触ってみる — 傾きがグラフの形を決める
なら増加、 なら減少。傾きの符号が切り替わる場所が 山(極大)と谷(極小)です。スライダーで係数を動かして、山と谷が 生まれたり消えたりする様子を見てください。
増減表とは、この「符号の切り替わり」を表に書いただけのものです。
理解チェック
の での接線の傾きは?
答えを見る
なので 。 上の図で確かめるなら「x=3付近で、xが1増えるとyが約6増える」—— 微分係数は局所の傾きの読み取りです。