成分と内積 — 線形代数の入口
ベクトル同士の「掛け算らしきもの」が内積です。 答えがベクトルでなくただの数になるのが最初の驚きポイント。まずは振り返りから。
ウォームアップ — 第7章の振り返り
問1 / 1
シャツ3種類とズボンを組み合わせます。コーディネートを12通りにするズボンの種類数を探してください。
シャツ3種 × ズボン2種 = 6 通り(目標 12通り)
内積の2つの顔
- 図形の顔: 長さ×長さ×「向きの揃い具合()」
- 計算の顔: 成分を掛けて足すだけ
同じ量に2つの読み方がある——だから「角度の問題」を「成分の計算」で解けるのです。
触ってみる — 内積は「影」
青い矢印を動かして、影(射影)がどう変わるか見てください。
この図、実は線形代数コース第1章とまったく同じ図です。 高校のベクトルと大学の線形代数は別物ではなく、地続きの一本道—— ここまで来たあなたは、もう線形代数の入口に立っています。
垂直条件 — いちばん使う定理
だから、垂直なら内積は0。逆も成り立ちます。 「垂直を式で判定できる」ことの威力は、 線形代数コースの直交・射影・最小二乗法(機械学習の土台)で全開になります。
位置ベクトルと内分点
点の位置も原点からの矢印で表せます。線分ABを に内分する点は
「重みつきの混ぜ合わせ」と読めば、これは線形結合(線形代数コース第2章)の先取りです。
操作チャレンジ — 図で解く3問
問1 / 3
赤と青の矢印をドラッグして、2本の和(黄色)を星印 (−2, 2) に重ねてください。どちらの矢印も短すぎないように。
a + b = (0.00, 1.50)(目標 (−2, 2))