矢印の足し算・伸び縮み
「東へ2km、北へ1km」——移動は向きと大きさのセットで決まります。 これを矢印で表したものがベクトルです。新課程ではベクトルは数C(選択)に移り、 高校で触れずに卒業する人が増えました。でも心配いりません。 必要な操作は「足す」と「伸ばす」の2つだけです。
触ってみる — 足し算は「継ぎ足し」
赤い点と青い点をドラッグしてください。黄色い矢印が2つの和です。
の先端に を継ぎ足した到達点が 。 成分で見れば と、ただの成分ごとの足し算です。 「図の継ぎ足し」と「成分の計算」が同じものだと分かれば、ベクトルの半分は終わりです。
伸ばす・縮める・裏返す
k = 1.5
実数 を掛けると、矢印は同じ直線上で 倍に伸び縮みします。 なら向きが反転。この2操作(和と実数倍)を組み合わせると 「」のような式が図として読めるようになります。
力の分解 — 物理でもこの図
斜面に置いた荷物にかかる重力は、「斜面に沿う成分」と「斜面に垂直な成分」に 分解できます。分解とは、和の図を逆向きに読むこと—— 到達点が同じになる2本の矢印を探す操作です。次のレッスンの内積が、 この「成分の取り出し」を計算で行う道具になります。
理解チェック
、 のとき は?
答えを見る
なので 。 「 を2倍に伸ばしてから継ぎ足す」を成分でやっただけです。