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数え上げの原則

確率の計算は、突き詰めると「数える」ことです。 そして数え上げには、たった2つの原則しかありません。

シャツ3種類とズボン4種類なら、コーディネートは 3×4=123 \times 4 = 12 通り。 「それぞれに対して」と読めたら掛け算——これだけで大半の場合の数は数えられます。

並べるか、選ぶか

nPr=n(n1)(nr+1)nCr=nPrr!_n\mathrm{P}_r = n(n-1)\cdots(n-r+1) \qquad _n\mathrm{C}_r = \frac{_n\mathrm{P}_r}{r!}

組合せは「並べてから、並び順のダブり r!r! で割る」—— 公式の分母は「気にしない違いを割って消す」操作です。

触ってみる — パスカルの三角形

組合せの数 nCr_n\mathrm{C}_r を三角形に並べると、美しい規則が現れます。 マスをタップしてみてください。

111121133114641151010511615201561
マスをタップすると「上の2つの和」が見えます

どのマスもすぐ上の2つの和になっています:

nCr=n1Cr1+n1Cr_n\mathrm{C}_r = {}_{n-1}\mathrm{C}_{r-1} + {}_{n-1}\mathrm{C}_r

理由は「nn 個目を選ぶ場合(左上)と選ばない場合(右上)に分かれる」から。 これは碁盤の目の道順の数え上げと同じ構造です。

理解チェック

5人から委員2人を選ぶ方法は何通り?(委員長・副委員長と区別する場合は?)

答えを見る

区別しない「選ぶ」なら 5C2=10_5\mathrm{C}_2 = 10 通り。 役職で区別して「並べる」なら 5P2=20_5\mathrm{P}_2 = 20 通り。 同じ状況でも「順序を気にするか」で数が変わる——ここが分かれ目です。