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数列 — 規則を式にする

3, 7, 11, 15, … と続く数の列を見たとき、頭の中では「4ずつ増えている」と 規則を読み取っています。数列の学習とは、この読み取った規則を式に書き下す練習です。 そして式にできれば、第100項でも一瞬で分かります。

触ってみる — 規則が列を作る

スライダーで規則(公差・公比)を動かしてください。10個の項が一斉に変わります。

12345678910
初項 a = 2、第10項 = 20.0(aₙ = 2 + (n−1)d)

種明かし — 一般項

nn 項を nn の式で表したものが一般項です。

等差:an=a+(n1)d等比:an=arn1\text{等差}: a_n = a + (n-1)d \qquad \text{等比}: a_n = a \cdot r^{\,n-1}

「初項から規則を n1n-1 回適用する」をそのまま式にしただけです。 等比の一般項に rn1r^{n-1} が現れるのは、第4章で触った指数関数の再登場—— 等比数列は指数関数の飛び石なのです。

漸化式 — 1手先の規則

規則を「隣どうしの関係」で書く流儀もあります。

an+1=an+da_{n+1} = a_n + d

プログラミングの for ループで「前の値から次を作る」のと同じ発想です。 1手先の規則さえ決まれば列全体が決まる——この見方は、 統計コースのマルコフ連鎖(メトロポリス法)まで一直線につながります。

理解チェック

等比数列 2, 6, 18, 54, … の一般項は?

答えを見る

初項 a=2a = 2、公比 r=3r = 3 なので an=23n1a_n = 2 \cdot 3^{\,n-1}。 「2から始めて3倍を n1n-1 回」と読めれば、式は暗記でなく描写になります。