テデトクログイン

← コースに戻る

三角方程式を単位円で解く

sinx=0.5\sin x = 0.5 を解け — と言われて公式表を思い出そうとした人へ。 三角方程式は暗記問題ではなく、円と線の交点を数える図形問題です。 単位円と波はもう触ったので、その2枚を使って「解く」を再定義します。

ウォームアップ — 第3章の振り返り

1 / 1

単位円の点をドラッグして、sinθ = −1 になる場所へ移動してください。

sinθ = 0.00(目標 −1.00)

触ってみる — 解は「交点」である

sinx=k\sin x = k の解とは、単位円上で高さが kk の場所のこと。 水平線 y=ky = k を上下させて、交点(緑)の個数と位置がどう変わるか見てください。

sin x = 0.50 の解(0°〜360°): x = 30°, 150°

種明かし — 2つの解はいつも対称

0°x<360°0° \le x < 360° の範囲で、sinx=k\sin x = k(1<k<1-1 < k < 1)の解はいつも2個。 しかも片方が θ\theta なら、もう片方は必ず 180°θ180° - \theta — 水平線と円の交点は yy 軸について対称だからです。

sinx=k    x=θ, 180°θ\sin x = k \iff x = \theta,\ 180° - \theta

cosx=k\cos x = k なら縦線との交点なので、対称の向きが変わって x=±θx = \pm\theta(xx 軸対称)。 「どっちが 180°θ180°-\theta でどっちが θ-\theta か」は覚えなくても、 線を引く向き(水平か垂直か)を思い出せば図が答えてくれます。

一般解 — 円は何周でも回れる

円を1周(360°360°)回っても同じ場所に戻るので、解は無限にあります:

x=θ+360°n,(180°θ)+360°nx = \theta + 360°n,\quad (180° - \theta) + 360°n

第3章の看板図(単位円を回すと波が生まれる)を思い出してください。 波が周期的に同じ高さを繰り返すことと、円を何周もできることは同じ現象です。

大学への接続

「方程式の解を図形の交点として数える」視点は、微積コースの方程式の近似解法や、 線形代数の連立方程式(直線の交点)で主役になります。

操作チャレンジ — 図で解く3問

1 / 3

水平線 y = k を動かして、sin x = k の解(0°〜360°)がちょうど1個になる k を見つけてください。

交点(= sin x = k の解)が【ちょうど1個】になる k を探せ