sin・cos・tan は「比の名前」
サイン・コサインで数学が嫌いになった人は多いはずです。 でも正体は拍子抜けするほど単純で、直角三角形の辺の比につけた名前にすぎません。 そして角度を決めると、三角形の大きさによらず比が1つに決まる — それだけの話です。
触ってみる — 角度が比を決める
角度スライダーを動かしてください。三角形が変形し、3つの比が連動します。
斜辺を1に固定してあるので、そのまま:
- 高さ = (青)
- 底辺 = (緑)
- 高さ ÷ 底辺 = (坂の勾配そのもの)
角度を決めれば形が決まる。形が決まれば比が決まる。だから 「」は暗記事項ではなく、30°の三角形の観察結果です。
三角比は「測れないものを測る」道具
古代から三角比が使われてきた理由は実用です。 木に登らなくても、距離と見上げ角だけで高さが出ます。
地図の等高線、スロープの勾配標識(「8%」は )、 測量 — すべてこの1行です。
試してみよう
- を大きくすると は増え、 は減る — 高さと底辺の綱引き
- で — 正方形の対角線の三角形
- は 付近で爆発する — 底辺がほぼ0になるから
理解チェック
スロープの勾配が「」のとき、水平に20m進むと何m上がるでしょうか?
答えを見る
m です。 は「横に1進むと縦にいくつ上がるか」。 上の測量の図で、角度を約6°にすると になることも確かめられます。