三角比を使う — 鈍角への拡張と余弦定理
まずは前章の振り返りから。
ウォームアップ — 第1章の振り返り
問1 / 1
頂点(赤い点)をドラッグして、放物線 y = (x−p)² + q の頂点を星印 (2, −1) に合わせてください。
y = (x − -1.00)² + 2.00
直角三角形の限界
前回の定義には弱点があります。直角三角形の中では、角度は 〜 しか作れません。 の は? — 三角形では答えられない。そこで定義を座標に引っ越します。
原点中心・半径1の円(単位円)の上の点を考えて:
と読み替えます。 までは前回の定義と完全に一致し、そして を超えても 点は円の上を進み続けられる — 鈍角の三角比が自然に定義できました。 の「マイナス」は、点が 軸の左に出たという意味です。
円に乗せた瞬間に出る等式
単位円上の点は原点から距離1。ピタゴラスの定理で:
教科書の公式第1号は、「半径1の円の上にいる」という宣言にすぎません。
余弦定理 — ピタゴラスの一般化
直角でない三角形では、 に補正項が付きます:
なら で補正が消え、ピタゴラスに戻ります。 この という形、線形代数コースでは内積として再登場します (実は を展開しただけ)。「角度を掛け算で扱う」道具の原型がここにあります。
操作チャレンジ — 図で解く3問
問1 / 3
角度スライダーで sinθ = 0.5 になる角を見つけてください。
sinθ = 0.87(目標 0.50)