定義・定理・公式まとめ
偏微分方程式コース
レッスンで手を動かして体感したことを、いつでも引ける形にした知識の地図です。 気になる項目があれば、リンク先のレッスンでもう一度図を動かして体感し直せます。
第1章PDEの分類 — 定常・拡散・伝播
2階線形PDEの標準形と判別式
無料、判別式
2次曲線の分類(楕円・放物線・双曲線)と同じ判別式で、PDEの型が決まる
係数 が一定(または各点での局所的な値)の場合の分類。変数係数だと領域内で型が変わることもある
→ このレッスンで体感する発展方程式と境界値問題の違い
無料熱・波動方程式は初期条件、ラプラス方程式は境界条件だけで内部が決まる
時間微分の階数だけ初期条件が必要(熱=1つ、波動=位置と速度の2つ)
ラプラス方程式には時間変数がなく、初期条件という概念自体が存在しない
→ このレッスンで体感する第2章熱方程式 — 拡散と平滑化
モードの指数減衰
無料(固定端、)
波打つ回数(波数)が多いモードほど、指数の中身が で効いて速く消える
この重ね合わせが厳密解になるのは方程式が線形・斉次かつ境界条件も斉次のとき(第5章)
→ このレッスンで体感する無限伝播速度(熱方程式の性質)
無料理論上、初期分布の変化は瞬時に全域の値へ(たとえわずかでも)影響する
波動方程式の有限速度 とは対照的な性質——つまずきやすい注意点
差分法などの離散近似では1ステップごとに隣接点までしか伝わらず、この性質は連続極限で現れる
→ このレッスンで体感する第3章波動方程式 — 伝播と反射
ダランベール解
プレミアム右へ進む波と左へ進む波の和。初期に静止した山は で半分ずつに分裂する
この形は1次元・無限領域(または鏡像法で拡張した有界領域)での一般解。多次元にはそのまま使えない
→ このレッスンで体感する境界条件による反射の符号
プレミアム固定端(ディリクレ、奇周期拡張)=符号反転、自由端(ノイマン、偶周期拡張)=符号保存
鏡像法で境界の外側に仮想の波を置くと、反射のしかたが境界条件の型で決まる
→ このレッスンで体感する第4章ラプラス方程式 — 調和関数
最大値原理・一意性
プレミアム内部の値は境界の最大値を超えず最小値を下回らない。境界値問題の解は一意
境界だけで内部のふるまいがすべて縛られる——極端な値は境界にしか現れない
いずれも有界な領域+適切な境界条件が与えられていることが前提。無限領域では成り立つとは限らない
→ このレッスンで体感する第5章変数分離とフーリエ
変数分離法
プレミアムを仮定し、 定数 に分離する
変数ごとの式に分かれるのは、両辺が等しい定数でなければならないから
使えるのは方程式が線形・斉次かつ境界条件も斉次のときだけ。非斉次では定常解を引いてから適用する
→ このレッスンで体感するフーリエ正弦係数
プレミアムsinどうしの直交性により、初期分布に含まれる各モードの量をちょうど取り出せる
不連続な初期分布では、係数を使った部分和の収束が角の付近で遅くなる(ギブス現象)
→ このレッスンで体感する第6章数値解 — 差分法
波動方程式の安定条件(クーラン数)
プレミアム熱と同じ「刻みすぎ注意」でも、条件式の形は違う( が1乗)
熱方程式は の2乗、波動方程式は の1乗——方程式の型(放物型・双曲型)の違いが数値解法にも現れる
→ このレッスンで体感する